読書 意思決定のための「分析の技術」1~3章まとめ
作業概要
リリースした教材の分析を実施するうえで、理論やノウハウが蓄積されていない現状があった。そこで、意思決定のための「分析の技術」を改めて読んでまとめた。3章までに学びがいくつかあったので、一度実践に移してみる。
作業時間/見積:2.5h / 3h
学び
- 現状の分析業務を疑おう
- ある程度フロー化されている分析業務を任されたが、それが果たして「どれほど重要で、どのような意義を持つのか」を疑うことを前提にしないと価値の低い仕事になる可能性がある
- 全体を見た時の影響の「大きさ」をまず定義すべきかな
- 原因を「分けて」考える
- 教材のクリア率が低いことやエラー率が高いという結果が出た際に、原因が本当に教材そのものにあるのかどうか検討できるようにしたい
- 原因をMECEに分解することで、正確に問題を見つけることができるはず
- 既存の教材と「比較して」考える
メモ
- 1章:「大きさ」を考える
- 分析時に要素が複数ある場合、それぞれ全体と比較してざっくり影響度を判定する
- 影響度順の上位20%を目処に対応する
- 80対20の法則
- 影響度順の上位20%を目処に対応する
- 可能なアクションとその効果の一覧を把握する
- 末端の課題に気を取られることを防ぐ
- 実行時はクリティカル・マスを満たす資源(金、人、時間)を投入する
- クリティカル・マスとは成果を上げるために必要な最低限の資源量のこと
- 分析時に要素が複数ある場合、それぞれ全体と比較してざっくり影響度を判定する
- 2章:「分けて」考える
- 最適なマーケット・セグメンテーションを探す
- マーケット・セグメンテーションとは市場全体をいくつかの部分に分けること
- 同じニーズを持った特定の重要市場を見つけることで有効な施策を戦略的に実施することを目的としている
- 分け方の3原則その1: MECEに考える
- Mutually Exclusive Collectively Exhaustive:要素間で重複がなく、それらを合わせると元の全体を漏れなく示す → 漏れなく被りなく
- Tips: 足し引き掛け算を考える
- 分けた要素を拾い上げてすべて足し、全体と合致するか確認する
- 上位だけを分けた場合は、全体から足したものを引いた「その他」を作っておくとイレギュラーに対応しやすい
- 売上=購入数×単価、のように掛け算で表せられるものは、全体を表すものでありながら、互いに別次元のもので食い合わないので「うまい関係」と言える
- 全体を掛け算で表すことができれば効果的に分析を進めることができる
- Tips: 切り口の軸を明確にする
- 分け方の軸・分ける際のルールをはっきりとさせることは分けることの基本
- 分け方の3原則その2: 経営判断の助けになるか考える
- 分けた結果、有効な施策に繋がらなければ分け方が良くない
- 分け方の3原則その3: 検討対象を正しくとらえる
- そもそも検討対象自体が「どれほど重要で、どのような意義を持つのか」をとらえる
- 多元の要素を考える
- いわゆるマトリクス分析のこと
- 2軸に収められない時は?
- 分野を絞り込む
- 2元分析のうえに3元目を乗せる
- 割合で考える
- 最適なマーケット・セグメンテーションを探す
- 3章: 比較して考える
分析の学習計画
- [x] 意思決定のための「分析の技術」を要約する
- [ ] 実作業への落とし込み方を検討して社内向け資料を書く
- [ ] 実施する(業務内で行う)
- [ ] ノウハウを共有できるようにまとめる