アクティブラーニングをプログラミング学習に活かすには
作業概要と実施理由
前回の学習の自己評価に関する文献調査で、アクティブラーニングという言葉が度々出てきたので、全容を知りたくなった。そこで図解 アクティブラーニングがよくわかる本 (健康ライブラリー)と図解 実践! アクティブラーニングができる本 (健康ライブラリー)をざっと読んで概要を掴むことにした。そのうえで、プログラミングの独学に活かせる部分を検討する。
作業時間/見積時間:4.5h/5h
学び
- プログラミング学習(独学)に落とし込むなら…
- 学び方のゴール(エンジニアの学び方)を知り、自身の学び方との差を理解する
- マインドの問題なので、文章・図・動画など駆使して伝える
- 興味・関心をモチベーションとした主体的な学びを定義する
- 人に教えたり、意見を交わしたりするような対話的な学びの有効性を示す
- なぜ?を深堀りするような深い学びの必要性を示す
- 学びに対して有能感を持たせる
- ペーパーテストと評価に当たる部分を学習者自身で行える仕組みが必要になる
- これは前回調査したルーブリックで実現できるかな?
- 学びの環境を学習者も交えて作り上げていく場を用意する
- 教育者、学習者問わず学びのために改善し続けるコミュニティやプラットフォームが欲しい
- 問題を吸い上げてルールを更新したり、評価の妥当性を検証したりと学習環境を整えていく際に必要となる
- オンラインで上手く場を作ることができている事例を知りたいな
- 学び方のゴール(エンジニアの学び方)を知り、自身の学び方との差を理解する
- 評価については目新しい方法がないということが分かった
- アクティブラーニングでは「評価のための行動」を促さないように定性的な評価を避け、今まで通りペーパーテストや発表で評価する
- 文部科学省 - 学習評価の在り方ハンドブックも読んで見たけど、課題があるということが書かれているだけだった
- 教育者によって評価が異なる
- 教科毎にどうやって測るかが変わる
メモ
- アクティブ・ラーニングとは
- 定義はさまざまあるという状態…本には以下3点でまとめられていた
- 主体的に学ぶ
- 知識をすべて伝えずに考えさせる
- 板書を写す時間や、一方的に話す時間を減らしていく
- 教育者はルールだけ示し、やり方を完全に学習者に委ねる
- 予習や復習を減らし、講義への集中を促す
- 知識をすべて伝えずに考えさせる
- 対話的に学ぶ
- 私語・離席OKで色んな人と交流させる
- 質問されても直接答えを教えず、学習者同士で考えさせる
- 各学習者でやり方にバラツキが出ることを認める
- 深く学ぶ
- 自身で振り返らせる
- 気づいたことや分からなかったこと、改善点など自分に関することを考えさせる
- 学習者同士で採点する
- 途中まででも丸をつけて自己効力感を高める
- 振り返りや学習者間の協力を習慣づけさせることが目的なので、これらでは評価をしない
- 自身で振り返らせる
- 導入が始まったばかり
- 2017(?)年に文部科学省が学習指導要領に盛り込んだ
- 2020年から大学入試にも思考力・判断力・表現力を問うテストが実施される予定
- 導入の頻度や結果は定義されておらず、すべて教育者に委ねられている
- プログラミングとは関係ないけど学校教員の負担が大きな施策だと思った
- 学習指導要領の方針だけ国が打ち出して、具体的な施策は各教員に完全に委ねられている
- 同僚の教員、学習者、学習者の保護者と関係者全員が納得できるように調整しないといけない
- 自主的な学びや深い学びと並んで、グループワーク(対話的な学び)がセットになっているので、コミュニケーションの問題にまで派生してしまう
- 学習者の学びに対するリテラシーが十分にあり、意識が揃っていないと成り立たない
- 学習指導要領の方針だけ国が打ち出して、具体的な施策は各教員に完全に委ねられている